かつて日本の暮らしに欠かせなかった「土間」。
靴を履いたまま行き来でき、農作業や家事を支える多目的な空間として使われてきました。
現代の住まいでは一度姿を消したように見えますが、近年「土間のある家」を取り入れる方が増えています。
その理由は、暮らしに便利さと豊かさをもたらす空間だからです。

土間のある家の需要が高まる背景
近年の住まいづくりでは、土間を取り入れたいという声が増えています。
・自転車やベビーカー、アウトドア用品を置けるスペースが欲しい
・室内に汚れを持ち込みたくない
・DIYやガーデニングなど、趣味の作業場が欲しい
こうしたニーズに、土間はぴったり応えてくれます。
さらに、外と内をやさしくつなぐ中間領域として、ライフスタイルにゆとりを生み出す存在としても注目されています。
土間のメリット
・収納・作業スペースとして便利
水や土を扱う作業も気兼ねなくできるので、ガーデニングやアウトドア用品の手入れに最適です。
・汚れに強い空間
泥のついた靴やおもちゃ、自転車なども置きやすく室内を清潔に保てます。
・暮らしを広げる余白
子どもの遊び場、趣味の空間、来客とのちょっとした語らいの場など、多目的に使えます。
・ペットとの暮らしに最適
散歩帰りの足拭きや、ケージ・トイレ置き場として活用できます。ひんやりした土間は夏の休憩場所にもなり、においや汚れをリビングに持ち込みにくい点も安心です。
土間のデメリット
・床面積が削られる
土間を広くすると、リビングや居室の面積が狭くなることがあります。
・寒さや暑さの影響
外部とつながるため断熱性が落ち、冷暖房効率に影響が出る場合があります。
・計画次第で“ただの広い玄関”に
活用方法をイメージせずに設けると、使い勝手が悪くなることも。
実用とロマンを両立できる空間
土間のある家は、実用性とロマンをあわせ持った住まいのかたちです。
収納や作業のしやすさといった利便性に加え、趣味や家族の時間を豊かにする余白のある暮らしを叶えてくれます。
弊社では、お客様のライフスタイルに合わせて「ちょうどいい土間の広さ・配置」をご提案しています。
家づくりの中で、ぜひ一度「土間のある暮らし」を想像してみませんか?